■「和紙だより」集冊版が発行されました。      2022.3.1

春暖の候、皆様ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

さて、2004年より福井県和紙工業協同組合が、18年間(2004〜2018年-年4回発行、2019〜2021年-年2回発行)発行を続けてまいりました「和紙だより」を記録として残すべく、全65号分を収録した冊子「和紙だより集冊版」をこのほど発行いたしました。ご高覧いただければ幸甚に存じます。

「和紙だより」は、発行部数2000部。全国の和紙組合、和紙関連問屋さん、和紙研究者、ショップ、紙漉場を始め、インテリアデザイナー、建築家、アーティスト、プロデューサー、福井県内のデザイン関係団体、海外の和紙ファンなどに無料配布してきました。扱う内容は、和紙に関わる人へのインタビュー記事、和紙関連研究会やシンポジウムレポート、学術情報、漉き場紹介、ショップ紹介、全国産地の新しい取組、マーケティング情報、座談会、など、小さな情報誌(A4 4P)ながら硬軟取り混ぜた丁寧な記事づくりでご好評をいただきました。

コロナ禍の逆境の中、また不安定な世相ではありますが、取材でご縁のあった和紙職人や和紙関連の方々、研究者やアーティストの皆様と、素晴らしい和紙の伝統を引き継ぎ、未来に繋げ、伝統産業の新たなフェーズを模索して参りたいと考えております。

皆様には、長年に渡る御愛読、御協力、御支援をありがとうございました。

 

2022年3月吉日

福井県和紙工業協同組合 

理事長 五十嵐 康 三  編集長 右衛門佐美佐子(よもさみさこ)

 

※限定出版なので、数に限りがございますが、頒価一冊2,000円(送料込)で承っております。

お問合せ:福井県和紙工業協同組合(〒915-0232福井県越前市新在家8-44パピルス館内)

電話:0778-43-0875

メール:info@washi.jp

振込先:郵便振替00770-2-3635(発送の際 振込用紙を同封致します)

■紙媒体「和紙だより」は、2021秋冬号で最後     2021.3.1

17年間発行を続けてまいりました紙媒体の「和紙だより」は今号が最後になります。2004年に発行を始めました時、情報を発信する所には、情報も集り、ネットワークが広がればビジネスチャンスも広がるのでは?という裏の目論見もありました。産地の方々や関係者が、自ら考え、行動できるヒントを少しでも提供できたら…という願いの元、当初からの編集方針は、

1.越前だけにこだわらず、広く全国の和紙の職人さんからエンドユーザーまでを射程に置く記事作り、2.学術的記事から、ビジネス関連、新しい挑戦など、硬軟取り混ぜた記事作り、3.外国人インタビューを心がけ、世界に和紙を発信・交流する、でした。

皆様、長年のご愛読ありがとうございました。

・尚、facebook「越前和紙だより」は、継続いたしますので、是非「いいね!」をお願いします。

・今まで発行されました「和紙だより」は、(https://washidayori.jimdofree.com)からバックナンバーがダウンロードできます。

・また、今まで発行されました「和紙だより」は、来年度中に集冊版冊子を発行予定です。ご予約・お申込みは、福井県和紙工業協同組合までどうぞ。

 

「和紙だより」編集長 右衛門佐美佐子 取材協力・デザイン 田中裕子

■「季刊-和紙だより」衣替えのお知らせ      2019.4.1

さて、「季刊-和紙だより」は新しく生まれ変わります。
15年間、和紙に関わる人々、和紙文化、ビジネス、産地の動きなど、様々な情報をお届けしてまいりました「季刊-和紙だより」は、新年度から、より迅速な情報をお伝えするSNSと読み物として面白い紙媒体(紙印刷のものもじっくり読めると人気があるので、年2回程度)の2本立て情報発信に衣替する予定です。
紙媒体での「季刊-和紙だより」は今号で一応の区切りとします。発刊当初から、限られた誌面だけに、越前だけではなく、硬軟取り混ぜた、解りやすく、内容の濃い記事を、和紙に関係ある方々に広くお読み頂きたいと努め編集してまいりました。編集人が面白いと思う、いくつものテーマに出会えたことは何よりの幸せでした。

皆様、長い間のご支援とご愛読ありがとうございました。

 

「季刊-和紙だより」編集長:右衛門佐美佐子、誌面デザイン:田中裕子

バックナンバーはダウンロードしてご覧下さい。←左の「バックナンバー一覧」からお進みください。            2004.4.1

「季刊-和紙だより」発行主旨

ごあいさつ


中国大陸から朝鮮半島を経て日本に伝わった紙は、長い年月、日本の美術や書物を根底で支えた情報・文化媒体であると共に、その技術は現代まで脈々と継承されてきた日本が誇るすばらしい文化です。

和紙を含む伝統産業は、国民のライフスタイルの大きな変化の波を受けて、いずれも苦戦を強いられています。中でも今まで「素材」の生産を中心としてきた和紙産業は、目の超えた商品に通じた消費者への訴求が難しいなど、将来を展望しにくい状況にあります。

一方で、「和」「アジア」あるいは「エコ」「自然志向」への関心の高まりの中で、グローバル化を背景に、海外から多くの和紙風素材が流入しています。

今こそ「和紙」が生き抜く新しい道筋を見つけ出す時です。そのためにまず、内外の状況と時代の流れをつかみ、産地・業界・ユーザーがこれを共有するための情報源が必要であると考えました。原料・生産・流通・企画・デザイン・加工・マーケティング・文化研究などが連携して、新しい流れを自ら創り出していくために、この和紙情報誌が少しでもお役に立つことを願ってやみません。「季刊-和紙だより」は、越前和紙のみならず、和紙産業全体の活性化に資するささやかな情報ツールを目指しています。

 

この度、創刊号からダウンロードできるようになりました。小さな媒体ですが、和紙に関わる人、和紙に関わるビジネス、和紙産地の今を伝え、「業界活性化のための様々なヒントがある」とご好評をいただいております。

■紙印刷の「季刊-和紙だより」ご希望の方は、福井県和紙工業協同組合までお問い合せ下さい。

■本文記事の無断転載・複製・引用はお断りいたしております。

 

「季刊-和紙だより」(年4回発行)

-発行人:福井県和紙工業協同組合 〒915-0234 福井県 越前市大滝町11-11

       Tel: 0778-43-0875  Fax: 0778-43-1142  

       Mail: info@washi.jp

-発行部数:2000部

-編集所:Office YOMOSA 編集長:右衛門佐美佐子(よもさ みさこ)

     〒520-0025 滋賀県大津市皇子ヶ丘1-6-6 #209

       Tel/Fax: 077-523-4172

       Mail: misynka@gmail.com